説明したってアンタになんてわかんないよ!


by otosata0


佐藤、そこは直線引くんだって


高校の授業中に、私は隣の席の佐藤にアドバイスした。

佐藤は、変に神経質で、そういう時ばっかりフデバコから定規を取り出して、
左手で丁寧に押さえながら線を引いた。

机を乗り出して横から手伝った適当な私のフリーハンドに
「ちょっバカ!」とか慌てながら。


そんなズボラな私も、あれから15年、驚くほど綺麗な直線が引けるようになった。
佐藤の書いた定規の直線より、むしろ真っ直ぐに。なめらかに。軽やかに。
そして、長く。

定規、使わないの?
と、佐藤は不思議がるかもしれない。

いらない。
と、私は笑うと思う。

添えるモノなんて、何もなく、私は真っ直ぐがわかるのですよ。と。


だから、佐藤、ちょっと、そこにいてみ。
そう、そこ。
あ、もうちょっと、右。右。あ、行きすぎた。左。

本当は、どこにいてもいい。
私から佐藤に向かう線。
それは、どのような条件においても、直線です。全ての線において、直線です。一直線です。


ニートの佐藤から「就職決まった、4月から社会人」ってメール。
28歳。
遅めのルーキー。
佐藤がパン屋の二階から、社会に出る。
それは、私にとって、恐怖だった。

佐藤がニートでいる限り、佐藤は、佐藤さんの家の子で、
多少の期間会えなかろうと、佐藤の人生も、私の恋も、
回転木馬のように追いかけっこをしてる顔して、
グルグル回っていれば良かった。

佐藤の時が止まってるから、私は二回も三回も告って、季節ごとに告って、
また明日も告ろうかなあとか思えたのかもしれない。

それが、あの佐藤が社会人ですよ。

そんなんが、もう4年前。


私は、ある覚悟を、もう何年も前からしていた。
佐藤が、結婚する覚悟。
その佐藤の結婚を、祝福する覚悟。

祝福ってものが、佐藤を別にしても、全然わかんないんだけど、
私は佐藤の結婚式を素敵にしたい。
佐藤の結婚式が素敵にならないことは、一切しない。
意味ありげに泣いたりもしないし、
変にはしゃいだりもしない。
わかってるような視線を絡ませたりもしないし、
すがるような目でも見ない。
ちゃんと、します。

そんなんを、もうだいぶ前から考えて、
佐藤の結婚の話なんて、ちっとも伝わってこないのに、考えて、
夜、うなされて、飛び起きたりして、そのあと、朝の中野通りを走ったりした。


いま思えば、あの高校三年、二学期の席替えが、私と佐藤の最短距離だった。
左を見れば、頭をはたける位の距離に佐藤がいた。

「ねぇ、佐藤、そこは直線引くんだってー」

あの日、手伝って引いたフリーハンドの先には、確実に佐藤がいた。


それから何度も何度も、佐藤を好きになった春が来て、
捨てるほど夏とか秋とか、どんどん来て、私は着実に開き直って、
乙女というより何かの職人のように、佐藤を思う。


そういえば、あの日、フリーハンドで横から引いた線は、
佐藤の定規の線と、うまく繋がらなかった。

そんなことが、今となっては、全てだったような気がする。
分かっていたら、私は、やり直しただろうか。
繋がらない線を、何年も引き続けたりしなかっただろうか。


佐藤はいびつになったアンダーラインをみて、「げー」と嘆いた。
「おれ、こういうの許せないんだよなぁ・・」とガッカリした。
でも、消したりはしなかった。


佐藤が結婚したと聞いた時、驚くほど普段と変わらない自分がいた。
というより、普段と「変われない」自分がいた。
変われないくらい、もう、佐藤が好きで、同時にそれを諦めていた。

今後、佐藤が誰かと、どんどん線を繋いで、編み目のように繋いで、
このあと、ずっと佐藤の遺伝子が少しずつ残っていく世界で、
それにくるまるようにして、私は暮らしていくのだと思う。


「俺より強い奴に会いに行く」

そんな感じで、ドラゴンボール集めるみたいに始まった私の恋は、
何度7個ボールを集めても、目の前で「ギャルのパンティー」に変わっては、世界に飛び散った。

佐藤より好きな子が地球にいない事実。


そんな地球で一番どうでもいい愚痴を、書けば今日も読んでもらえる。
今日、これが書けたことが、私はすごく嬉しい。
書くことが楽しくて仕方がない。

この先、一文字も書けなくなるかわりに、佐藤の心が射とめられたとしても、
私は書くのを止められないだろうから、泡にすらならずに、この大海をようようと泳いでいくんだろう。


ちっともめでたくなんてないから、口先の祝いなんて絶対しないけど、
佐藤がんばれ。
私もがんばる。
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# by otosata0 | 2012-11-05 02:34

愚痴り

[件名] 今月も好きです!

[本文] 今日、新大久保の駅で、佐藤見かけて、
     わお!って思って即座に振り返ったら、
     滑ってこけたよ。
     ソニックブーム出たかなって思うくらい、
     こけた。
     で、こけながらも、よく見たら、
     ランドセルしょってたよ、そいつ。
     ランドセルしょってない方の佐藤に会いたい。

って、メールを佐藤に出そうとして、
辞めた。

――――――――――――――

およそ8年前、私が佐藤に栄えある第一回目の告白をして、
なんだか無言の帰宅みたいになった日、
私は思ったわけですよ。

no佐藤 no life   みたいなことを。

で、まあ、その後もあわよくばと手を変え品を変え告白しまして、
軽く、告白における高橋名人(16連打)みたいになって、
うっすらと、私も思ったわけですよ。

駄目かな。と。
新しい恋でもするかなと。

だけど、でも、なんていうか、この先、5年くらい先の私が、
なんかイイ感じにワインとか手のひらで転がしながら、どっかの知らない誰かに
「今までの恋は全て、あなたに出会うためだった」とか言ってたら、
そんな自分、殴ってやりたいとは思ってた。


好きって気持ちは、ありふれていて、いつでも芽生えて、
「あなた以上に好きになれる人、もういない」っていう言葉を、
何回も何回も言うものだと思ってた。

また、きっと、人を好きになれる。
そしたら、その人が一番特別になる。
今まであった全ての人とのことが、その人と出会うためのモノのようになる。
佐藤を好きになったことも、佐藤が好きになってくれなかったことも、
この人のためだったって人がいつかきっと現れる。

そんな自分をね、タイムマシーンに乗ってボコボコに殴りに行くんだ。

――――――――――――――

みたいなことがね、5年前くらいの日記に書かれてて、
びっくりしました。

何にびっくりって、いや、もう、びっくりするくらい全然変わってない。
no佐藤 no life。

いや、正直ちょっとね、殴られたかった。
アホみたいに「佐藤を超えた」とか言って、ボコボコにされたかった。

もー、今さー、タイムマシーンから勘違いしたアタシが
両手を振り上げて走ってきたら、
殴りにきたアタシに泣きながら抱きつくかもしれない。
佐藤じゃない人を好きになりたい。って。

だって、もう、あなた、佐藤もいい歳なわけで、
あと1~2年でけけけ結婚とか、しゅしゅしゅ出産とか、
そういうめくるめく世界にいざなわれて、

私といえば、結婚祝いとか、あわよくばその余興とかね、
そういう状況に追い込まれるか、
もしくは、ポカンとしているうちに、ある日ふと友達から、
「ああ、そういえば佐藤も結婚したしね」
みたいな爆弾を喰らわないとも限らないここ中野で、

必死に暮らしているのは結局、
ランドセルしょってない方の佐藤に会いたいからなんだよね。

って話を送信しようとして、
今日は辞めたのです。
という愚痴。
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# by otosata0 | 2010-11-22 07:31

ローマじゃない方の休日


wiiでマリオをやる相手が、弟しかいないわけで。

もぉ~やだぁ~えいっ

みたいな展開には全くならないわけで、
協力プレーでありながらも、
あわよくば弟に甲羅をぶつけることを生業とする職人のようになりながら、
休日を暮らしていたわけですが。

休日の後半は、昔の同級生や好きだった人の名前を検索して
徹底的に生きざまを調べてみるっつー暴挙に出ようと思ったのですが、

案外、フルネームの漢字を覚えていない自分に出会って、
全然間違って探した出した身に覚えのない藤沢くんのブログで、
なんていうかコメント欄から彼女を見つけるっていう推理ゲームを始めたわけですが、
案外簡単に見つかったわけで、
その彼女もブログをやってるようで、すごい!5年もやってるようで、
でも藤沢くんと出会ったのが去年の秋だったから、と思って、ブログを遡って、
コメント欄で元彼を探すっつー新たな推理ゲームをしたら、
結構大変だったけど、すげぇ意味深なコメントしてる人がいて、これだ!って思ったら、
その人、途中、コメントに苗字で書いてるのに、彼女からは思いっきり名前で呼ばれてて、
フルネームゲットー!って思って、さっそく検索したら、
結構イイトコで働いていて、略歴なんかも書いてあって、
へーっつって見てたら、びっくり!9歳くらい違うけど、元彼の出身中学が、藤沢君と同じだったよ!!!藤沢君!


って気が付いたら、朝の4時で。
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# by otosata0 | 2010-04-16 04:38

今日すげーあったかいんですけど。なー高橋。聞いてるー?

今日すげーあったかいんですけど。なー大山。聞いてるー?

井上ー、山田ー、佐々木ー、竹田ー、田中ー、斉藤ー、星野ー、
ちょっと、誰かー、聞いてるー?


佐藤を思わない日はない。

が、

それ以外の男性のことだって、思わない日はない。
毎夜、毎晩、毎朝、毎日。

おまえが好きだと。
むしろ、おまえがいい。どんとこい。

そっちが、そういう気持ちなら、私の方は、全然そっちでいいよ。むしろ。

みたいな幅の広さもある。ばっちこい。


だから私は、今日も一生懸命に文章を書いて、それをウェブにアップして、
これを書いたのは、加藤はいね、と。加藤はいね、と。


でも、書いてる内容がほんと「うんこ」のこととかだから、困る。
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# by otosata0 | 2009-05-26 02:42

目の上の加藤たんこぶ。


今日すげーあったかいんですけど。なー佐藤。聞いてるー?


佐藤を思わない日はない。
もうずーっと会ってもないのに。

佐藤、なんなの?
おまえ、なんなの?

私の生き別れの双子とかじゃないの?
私の本当のお母さんとかじゃないの?
前世で結ばれなかった恋人とかじゃないの?

佐藤、なんなの?

なのに、おめぇは、何ポカンとしてんの?
何にも感じねぇの?
何、普通に音信不通なの?
普通に恋して、普通に生きていってんの?


だから、私は、定期的に告白する。
おまえが好きだと。
おまえが好きだと。
おまえなんだと。 お! ま! え! と。

なのに、幸せになれという。
そっちはそっちで、幸せになれと言ったりする。

あー、全然伝わってねぇ。
そうじゃねぇーんだ。
そっちとか、こっちとか、そんなんじゃないんだ。
普通じゃないんだ。
告って、振られて、新しい恋、みたいなんじゃないんだよ、私が言ってるのは。

きみだけなんだ。
きみしか、恋愛対象に見えない。
きみ以外は、女も男も おんなじなんだ。
私の世界の男の子は、きみ一名なんだ。

きみとしない結婚を、私は誰ともできないし、
きみとしない口付けを、私は誰ともできないし、
きみとなれない幸せは、もう誰かとなるようなもんじゃないんだ。

だから、私の告白は、断るって済むようなもんじゃなくて、
もっと説得してよ。なんなら譲歩してよ。
これは、もう、闘いなんだよ。
私が諦めるか。
きみが諦めるかの。


私は、もう無茶苦茶に踊るよ。
無茶苦茶みたいにしながら、でも、したたかにペース配分しながら。

佐藤も佐藤で必死に、私を振り続ける。
私を無かったことにする。


なぁ。
おめぇが、面白いもんが見たいっつーから、
相当面白くしてやったっつーのに、
結局、全然喋んない埴輪の置物のような女の子を選んで、

なんか、「不本意ながら・・」みたいな照れ笑いに絶句。

おめぇが、愛されてぇーみたいなこと言うから、
これでもかっつーくらい愛してやって、
今も尚、この状況ですら吠えているのに、
それどこで拾ってきたの?っつーくらいのニューフェイスを選んで、

なんか、「ほっとけなくて・・」みたいなボヤキにも絶句。

おめぇが、名をあげてぇーっつーから、
こんなに佐藤佐藤佐藤佐藤佐藤とウェブで名を連ねているのに、
未だに気付いてない。絶句だよ。

私はおめぇに唖然としながら、
なんども声もでないくらいになりながら、

それでも、それでも、色んな魔法でHPを回復しては、伝えているんだ。
おまえが好きだと。
佐藤が好きだと。


佐藤、おめぇ、眠り姫みたいだったら、良かった。
どっかの城で眠ってて、そこにたどり着くまでには、すげぇダンジョンがあって、
そういう先にいるのがおめぇなら良かった。
おめぇ争奪戦に負ける気がしない。

なのに、おめぇもおめぇで勝手に起きあがって、どっかの姫を奪いに行くから、
とんだ追いかけっこが始まって、もう幾年。

佐藤が王子で、私も王子で、
もう、やれるのは戦争くらいしかなくても、
佐藤が私に向けられるものが、もう刃しかなくても、
私はね、何度だって斬られてあげます。


連絡を取らなければ、薄らいでいくだなんて、
普通の色恋沙汰だと思っているうちに、
私は静かに、佐藤の世界を包囲するよ。

そして、もう、無視できないくらいに、佐藤の人生の中にちらつきながら、
佐藤とは違う世界で、キラキラキラキラと生きていくような、

憎たらしい存在に私はなりたい。

もう、佐藤と幸せになりたいなんて思ってない。
佐藤と何かになれるなら、険悪だって、犬猿だって、なんだっていい。
なーんだって。



佐藤、なんなの?
おまえ、なんなの?


佐藤は、将来、文章を書きたいと言っていた。
文章を書いて名をあげたいと言っていた。

ああ、そう。

だから私は、今日も一生懸命に文章を書いて、それをウェブにアップして、
これを書いたのは、加藤はいね、と。加藤はいね、と。

そして、佐藤なんて、ただの加藤はいねの好きな人だと。
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# by otosata0 | 2009-04-28 00:17


ねぇ、あたしの夢とか、全然見ないんでしょう?


ロボットみたいな厳ついヘッドフォンで頭を抱え込みながら、
連れ去られそうなほどの桑田佳祐を聴いている間中、
あなたのこと考えてる。お得意の論法で、こねくり回している。


もっと無口で、静かで、動かない盆栽みたいなものに入れ込めば良いのに、
人みたいな勝手気ままで掴み所の無い上に、各々に意思が存在しちゃうような
複雑で面倒なカラクリに固執しちゃうと、


いつか、あなたは私のこと大っ嫌いになるんじゃないかしら?


って思うくらい私はヒドイ用法で、それこそムツゴロウみたく あなたを構うよ。

しかもね、「信頼」とか「尊敬」とか「見え隠れする崇高さ」とかを片手に、
これ無碍にしたら最低人間になっちゃうよ~?みたいな嫌なやり方で迫るよ。


だから一回くらい遊んでよ。思ってよ。そこそこイヤじゃないでしょう、本当のとこ。


なので、二人で終電逃しましょう。
なんでもいい、今後の医療情勢について、なんなら私の仕事上の悩みについて、
「相談にのって欲しい」って私が言った時に、「わかったよ」って言えばいい。
で、二人で終電を逃すわけ。
もちろん、程よく酔った上で。


・・・みたいなことを、ガンガンに考えている。
同じことを何度も、桑田をリピートする回数と比例させるように考えて、
加速するように具体的にしてる。今にでも実践できるくらいに。


ああ、もう外が明るい。


空気抵抗が無い場所で人を思うように、小さな力でいくらでも滑って行ってしまう。どんどん遠のける。

ただ昨日、声をかけた時、少し手を振られただけで。
一瞬で、線がグッと結ばれてしまった。
全世界に説明したい。どんなにその手の振り方がキュートだったか。分度器片手に角度を計って説明したい。自然に自分も振りかえしてた瞬間が、どんなふうに嬉しかったか。朝の駅頭で説明したい。

そんなふうに、いつも、小さなことで、悶えてしまう。
男の人の一挙手一投足に、全力で惑ってしまう。
一つの瞬間のことを、擦り切れるほど考えてしまう。
やまないカーテンコールに、何度もあなたは私の脳みその舞台袖から小走りで出てきては、
同じように手を振る。ブラボー。アンコール。もう一回。



でもね、あなたはさぁ~


ねぇ、あたしの夢とか、全然見ないんでしょう?

「あたしの」と言うか、「あたしに」。
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# by otosata0 | 2007-06-12 06:36

女 出しっぱなし。


や、たまにはね、あたしの中の「女」がしゃしゃり出てくることもあるじゃないの。

フォースがね、溢れちゃうっつーかね。


たまに男子とメールのチャンスとかあればね、そりゃあさ、はりきって、


あたし、今日、ルンルンで
ワンピースー!春ー!
なんつって仕事行ったら
超寒いの。
さむー
さむー
さめー



とかね、送ったりしちゃうわけね。

でも、ちょっと恥ずかしいから、
さむーさむー とか言ったあと、
さめー とか言って、ちょっとオトしたりしてさ。


したら返信きて


もうさ、ワンピースがどうとかどうでもいいから
サメの話しようぜ。



って、サメの方 食いついてきた。


つーかね、あたしのさ、サメに関する引き出しの無さつったらないわけで、
早々にメールのレスポンスは止まりました。

さむー
さむー
さめー・・・
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# by otosata0 | 2007-04-06 23:29

るん。


やー、ここのパスをやっと思い出したと思ったら、
またまた忘れまして、さっきやっと思い出して、


あはは、こいつ超くだらねー!


何回思い出しても、くだんね。
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# by otosata0 | 2007-03-21 04:21

×


やー、ここのパスを本気で忘れまして、
数ヶ月間ながめて過ごしてました。

今日、さっき起きたとき、
ひらめきまして、

あはは、こいつ超くだらねー!

って思いながら、パスワード入れました。

ほんと、くだらない。
私のパスワード。

ヒネリ方に、粘着質な私の体質が、あますとこなく出てた。

ほんと、修学旅行でも旅先の旅館でも部活の合宿でも、

「頼むから、もう寝よう!」

って言われるだけのネチッコサがあった。






あっちのサイトの方で、クリスマスに全く擦ってないので、
少しクリスマスの話でも。


今は、もう大人になってしまったので、

クリスマスなんかもう、色恋に関する一年の計を成績表のごとく
叩き付けられてるようなもんなので、

もうなんか、そのへん一帯から逃げ回ってるわけで、
クリスマスと聞くだけで、湧き出る苦手意識でちょっと息が詰まるのですが、

もっともっと小さかった頃は、クリスマスってもっと不思議で楽しみでキラキラしてたなぁって、改めて思ったことが今日あって。

その話。



私の大好きな後輩に 花ちゃんという子がいるのですが、

イブの夜からクリスマスの朝にかけて、仕事を終えたロッカーで


「加藤先輩、いつ頃までサンタクロースとか信じてましたぁ?」っつーので

「あ、んー?いつだろ。」なんて本気で思い出せないでいると、

「わたし、小六まで信じてたんですよねぇー」って。


なげぇな、若干。


「私、すっごいショックだったんです。

 それまではサンタがいると思ってて、サンタはプレゼントくれるから」

あはは、単純明快だー。って思ってたら、
この話には、もう少し続きがあって、


「だからー、アフリカとか貧しい国の子どもとかもね、すっごいつらいけど、
 一年に一回は、サンタが行ってゴチソウとかプレゼントか貰って、
 すごい楽しみにしてるだろうなーって思ってたんですー。

 でも、自分ちのお父さんがサンタなの気付いて、
 サンタなんかいなかったって知って、
 あの子たちはプレゼントもゴチソウも、ずっと貰えてなかったんだって分かって、
 サンタなんて行ってなかったんだって

 すごくショックだったんですー」


だって。


クリスマスは、やっぱ、クリスマスなんじゃなくて、

クリスマスをしてる人だけが、クリスマスなんだなーと。


で、まぁ花ちゃんは、そんな話をするだけして、
思いっきり彼氏の家に帰っていったんですけどね。

おめぇ、ばっちりクリスマスだなぁと。
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# by otosata0 | 2006-12-26 05:57


ゆーれいは、いねぇだろ、まじで。


って事を、恋愛に絡めて言うと、

私はすげぇ佐藤が好きで、

それは、もう、「好き」とかゆー誰とでも分かち合える共通用語にするのはためらわれる程の、

激しい動揺と深い憧憬の相まみえる、それでいて憎ったらしいくらい確固たる概念「好き」。

「佐藤が好きで・・」という切り口で、この世界の全ての事柄に感想が抱けるぐらいで。

で、

夏の風物詩、ゆーれいについても、


私はすげぇ佐藤が好きで、   から始まる。


そう、私は佐藤が好きで、

その思いの強さは、男に裏切られて自殺したとか、婚約者に裏切られて身投げしたとか、そういう方々に並ぶ勢いがあって、

じゃあさ、どんくらい好きだったのマジで?
おめぇそのおでこの ▲ (三角巾?)取って話しよーや
っていう討論会が開かれたとしたら、
その色白の頬を紅潮させるくらいのとこまで行けるんじゃないかなって自信がある。

もし人の思いが、その強さで具現化して、
何かを呪ったり、何かに力を及ぼしたり、
そういう力があるのだとしたら、

私だって夜な夜な佐藤を抱きしめに行くぜ、パン屋の二階まで。



4年好きで、ワールドカップが始まって終わって、また始まって、そして終わった。

21歳の私から、22歳、23歳、24歳、25歳の私が次々とリングに立ち、敗れた。

成長したし、ちょっとさ、いや、まー誰にも言われないけど、ちょっと痩せたりもして、
髪だってショートからロングまで、一通り見せてみたけど、
佐藤の食指が動くことはまるで無かった。



そして4年が過ぎて、今、好きな人ができそうだ。

好きなんだろうと、思う人がいるが。


例えば、私の頭の中には、「好きな人」っていう椅子がでーんってあって、

そこには4年間ずっと佐藤が座っていて、

今、その椅子を奪還しようとする人が現れて、

佐藤を押しのけて座ってしまう。

というような、事態が起こるのを、私は秘かに楽しみにしていたのに、

私の頭の中の佐藤は、
いつもの蒼白でやる気のない無表情な顔で、
椅子を立つと、どーぞとばかりに腰低く席を譲ってしまったのだ。

もみ合いの乱闘を予想してファイティングポーズを取っていた挑戦者も、
拳の行く先を失って、座ることもできず、椅子の横に居心地悪く立ちつくしている。

で、佐藤はというと、まるでベストジーニスト賞のごとく、ちゃっかり殿堂入りしている。



佐藤。

君についての、夢を語ろう。

今はね、医療情勢が厳しいからね、歳を重ねるとね、介護負担とかがすごくて、施設にあずけられたり、病院を転々としたりがざらなんだよ。

家族が「家でみるのは、もう無理なんです」って言うのを、私はもう数え切れないくらい聞いてきた。

佐藤と私の恋が成就するのは、今じゃない。とりあえず60年後。



2066年8月。


佐藤の嫁が、憔悴しきった表情で言う。

「私もこんな歳ですし、息子たちも自立して遠くに住んでますし、
 私ひとりで、とても今の状態の夫を家でみていくというのは・・」

佐藤の施設入居が決まった日、

私は悪徳業者を頼み、佐藤を誘拐しに行くよ。

そして、私の家へ。


歩けなくていい。
失禁していていい。
喋れなくていい。
何もわからなくなっちゃってていい。

でもコレは佐藤だ。
間違いなく。

私は皮と骨だけになった佐藤の手を、カサカサとさすりながら暮らすよ。

そうして畳みの上で、佐藤を看取りたい。
私に手を握られながら、佐藤は死ぬのだ。








2006年7月。好きな人ができそうだ。それは確かで。

でも、佐藤は佐藤のまま。
佐藤を語ろうとすると、いつも日本語が足りない。
感情と言語の総対数の限界を、いつも佐藤で感じているよ。
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# by otosata0 | 2006-08-11 03:22

________☆


暇すぎてさ、

ためしにマリオの「タラッタッタタッタター」っていうテーマ曲を、どこまで口ずさめるかをやってみたら、結構くちづさめて燃えた。興奮した。


すげー、自分、すげー


って思って、今度は試しにドカンの中の音楽の方を口ずさんでみた。


ブラボー


何度も口ずさむうちに完成度も上がってきて、地下の感じとか、湿った雰囲気なんかも織り込めるようになってきて、だんだん白熱してきて、

地上からクリボー踏んでドカン入って地下に降りてノコノコ踏んだ音とかを再現して

(タラッタッタタッタターティットゥトゥティトゥッ フィゴっ ウィゴウィゴウィゴ ディドゥディドゥディドゥ ディドゥディドゥディドゥ ポコッ)

もー超たのしくなってしまって

一人部屋で、テレビもつけずに、口ぶりだけでマリオやってた。




ふと気がついて、



寂しくなった。



25歳で、休日に、一人で口だけでマリオやってるなんて・・・・・!



恐ろしい子っ!
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# by otosata0 | 2006-06-01 14:03

賞金首


たいして晴れない空なので、今日も疑って洗濯はしない。
曜日感覚もなくなってゴミもあまり捨ててない。


わー今、男子と手を繋ぎたい。

あーオレ、トイレ出てから手ー洗ってねぇやー

って手でもいいから。

男子だったら、それでいい。


女の子は可愛いし、守りたくなるし、意地悪したくなるし、大事なものを隠したくなるし、それを見つけてあげたくなる、一銭も出さなくていいから、ずっとお話ししていたい。
でも、女子じゃ駄目なのだ。

これでも女の はしくれ。

私の小指にだって、よれよれに毛羽だった、しかもちょっと色落ちした赤い糸、が、かろうじてくっついているはずで、

私は無理にたぐり寄せてソレが切れないように、
でも見失わないように、
間違って踏んづけてしまわないように、
袂を気にしながら、
たまに見失い、たまに絡まり、捜しているけど、


心ない殺人や、不運な事故や、最悪な戦争などに巻き込まれて、
いなくなったりしてないかとハラハラしたり、

いや、もともとそんなんじゃないんだよ男女って、
その場その場なんだよ。

なんて解ったふうにしてみては、

それでも誰か繋がってるんじゃないかって、曇りに目をこらして、ぶ厚い雲を凝視したって、舞い降りてくるのは生憎の雨ばっか。


もしも、いつか、本当に誰か、偶然のようにでもいいから、出会えてしまって、
馬鹿みたいに私のことを好きだと言いのけたとしたら、
多分、私は殴ります。

まずは一発。

グーで。

あたしが高校生の時、クラスの仲の良かった男女が、私以外全部カップルになっちゃったとき、おめぇはどこで何してたんだと、

あたしが20になる瞬間、一人で自転車飛ばして中野を放浪してた時、おめぇはどこで何してたんだと、

散々告ったのちに好きな男が他の彼女と出会い、恋をして、告白して、付き合って、初めてオンザシーツとかしちゃってくのを、ただ横で見ているしかなかった時、おめぇはどこで何してたんだと、

25回のクリスマスと24回の誕生日、おめぇはどこで何してたんだと、

神様神様神様と身を縮めてた夜や、
友達の結婚話に空返事のランチや、
注射が絶不調で看護師としての自信を無くした時、
見たい映画、
行きたい店、
遊園地、
ディズニーランド、
ディズニシー、
眺めていたとき、おめぇはどこで何してたんだと、

殴るね。

むしろ、身体を鍛えてから、殴りたい。


それから、まあ、こっちもどっかほっつき歩いててごめんよと、
殴られてもいいし。



まーとにかく、おめぇ、どこで何してんの?

今。
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# by otosata0 | 2006-05-26 19:41

もう、こう言っちゃなんだけど、いい加減かわいくなりたい。

かわゆくなーりーたーいーのー。

もう、ものごっつ!


はいねーお酒つよいねー、お酒強い人ってカッコイイー。


とか、女子に言われて、
あながち、嬉しくなって、
ペースを間違って、
駆け込んだトイレで、
ひとしきりあった後に、
手を洗いながら見た、
自分の顔に、
そして自分のガタイに、


どうか、誰か、手を、差し伸べてあげてー


って思ったよ。


戻った席で、すぐさまイッキのコールがかかって、
さっき、あたしに、お酒強い人カッコイイとか言った女子が、
すこぶる席替えしてまして、
あたしもイーナと思ってた男子の横で2人でテーブルに隠れて
携帯?それどこの?ドコモ。一緒ダー。みたいな会話を、
していたのに自分、イッキしてました。

合コンでイッキて。

でもなんか盛り上がって、
あれやってーあれやってーって女子たちが目を輝かせて、
えーなになになになにーって男子たちの食いつきもすごくって、

あ・・あたし、求められてる・・・

って、すげぇ間違っちゃって、

武勇伝っ武勇伝っ武勇でんでんででんでん!

ってオリエンタルラジオ踊って、

あっちゃんよりカッコイーって言われる頃には、

男女男女男

みたいな図式が出来上がっていて、

結局、あたしの携帯は今日も、カバンから出ることは無かった。


いつものように帰り道は

「多分、あたし男だったらモテモテだったなー」
「多分、リボンの騎士みたく、神様が男と女のハート入れちゃったんだなー」
「多分、前世も、そのまた前世も、歴代10人くらいの前世が男で、
 今世、やっべぇ超ひっさびさに女なんだけどー!!みたいな女なんだろう」
「多分」
「でも、盛り上がったな」

ってひとり反省会を終えて
見えた東京タワーがすげーキレイ。
キレイだから、
肩寄せ合うカップルとカップルの狭間に立って、
携帯で何度も撮った。


その一枚を佐藤にメールすると、
10分くらいして、


「超きれいじゃん」


って返ってきた。





そう、すげぇキレイなの。


すげー大きくて、夜景の中で、緋色にぼわーっと光って、
すげぇキレイなの。
私の目の前に映る東京タワーはね。


でも、実は、携帯では全然うまく撮れなくて、
佐藤に送ったヤツは、爪楊枝みたいな東京タワーらしきものがブレて白っちゃけて発光してるだけのヘボ。


なのに、「超きれいじゃん」とか何言ってんだ、あのパン屋の息子。







あーーーーもーーーーー、好きーーーー佐藤ーーーーあほーーー。






いつも何か全部解ってくれてるような錯覚が、魔法にすら思えるのよ!
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# by otosata0 | 2006-05-15 02:56

日常


昨日「今、会いにゆきます」を見まして、

ほら見ろ!すげぇ!見た この時間軸!天才だ!天才がいる!

って家族に猛アピールしたところ、

母に至っては、まったく作品の意図を掴めていませんでした。


今日は天気が良くて、気候も良さそうで、外に出たらさぞかし気持ちいいし、何か優越な感じになるのかもしれないんだーろーうーなーあーーーーーーー、って思いながら、窓際で寝転がって布団の右端からから左端にに到達したことで、そっと止まり、

今、世界の尖端にいる。いるよ。

と布団の絶壁でもって、空想し、
そのギリギリ感を楽しみながら、

あたしはお出かけなんてできないくらい戦ってる。
その誇らしさを、日光に当てつけてみたり。


知ってる?
これはアウトドアより数段極上なんだよ。

スイカに塩をかけるような甘美で。
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# by otosata0 | 2006-04-17 12:22

スピッツのアルバムを買ったのだけど、

スピッツの歌って、過去や届かない人のことを日常に思ってく歌が多くて、

こんな芸能人でも、誰かすげぇ好きな人がいたのかなあと思った。


その気持ちを歌詞にして、肺活量こころおきなく叫べるのは、
いいなあなんて思いつつ。

なんか忘れかけたり、会えないのが当たり前だったり、それぞれの生活になっちゃってるような思いの人を、どこまでも「君」という距離感で歌い上げるさまを、

切なさを超えて憎いとすら思ったり。
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# by otosata0 | 2006-04-07 01:31

亜空間と契れ!


あーめっちゃ夜。

宇宙の色が見えまくり。

青がミルフィーユのように何層にも何層にも重なって、
漆黒がかってる空間に向かって、

列島が剥き出しになっている。あられもなく。


天体学的18禁に触れながら、
モザイクのかけようもない 今ここ東京中野で、

とっくりと夜に浸かり、日本茶をすする。


このまあるい空間で、どでかいけどまあるい空間でもって、
永遠に平行線なんて、ありえねぇ。
逃げ切れるとは思えねぇ。


私の吐露した遺伝子が、追憶の彼方で、佐藤と交わる日だって、
来ない方が難しいのだ。


宇宙スパンで両思いなら、私は佐藤を全うする。

人類スパンで言えば、ただ馬鹿みたいに。
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# by otosata0 | 2006-04-03 03:57

漫画が読みたいし、ドラマが見たいし、おしっこにも行きたい。


けど、寝ている、みたいな贅沢。


私は飲み会が好きだし、オールも得意だし、マイクで馬のひづめの音とかも、ほんとね臨場感出す自信あるし、


でも、ひとりでコソコソしてるときが、至福。

ひとりでダラダラしてるときが、至福。

今が至福。


でもさ、台場行ったとか、ディズニー拝んだとか言われれば、
いーなーって思う。

そこ行ったことよりも、
そういうことこそ至福だと思える感覚を、
いーなーって。


「彼氏がいて」いーなーって言うよりも、
「彼氏がいて幸せー」って人が、いーなーって思います。


いーなーって思いながら、ぼーっとしている今が幸せってのは、

幸せの共感を呼びにくくて、困る。
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# by otosata0 | 2006-03-28 15:31

ファイナルファンタジーを買うタイミングを見計らっている。

今、買うと、もう仕事行きたくなくなるんじゃないかなって、恐れている。

ほら、患者より、この世界の人を救わないと!とか、
病院に私の代わりはいるけど、
こいつらには私しかいないんじゃないか!とか

そういうことを考えだしそうで、
手を出しかねている。


4月の勤務表を見て、買おうと思います。


買ったら、新しくFFのコンテンツでも増やして、
攻略日記でも書こうかなあ。
攻略っつーか、むしろ、そこに暮らしてるつもりで。


と、ぼやり。
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# by otosata0 | 2006-03-24 03:25

はひふへほ


虫歯の治療を、もう3年近く怠っている。

その前も3年近く怠って、久々にエヘヘ・・なんつって出向いたら、

歯、二本抜かれた。
ハニカミも消えるっつーの。

そのショックから、また不登校になり3年。


この前、職場の人たちに

「加藤、歯抜けてる」

って指摘を受けたので

「自分、格闘技やってましてー」

って言ったら、

普通にみんな信じてたー。



めでたし。
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# by otosata0 | 2006-03-24 03:19

サトウイヂリ



佐藤は、もう地球にいないかもしれない。



目に入れてもいたくないくらい可愛い佐藤と、
連絡が取れなくなって、だいぶ。

私だけじゃなく、地元の男子たちも、連絡が取れていなかった。

どうした佐藤。


私は、ちょっと長めのメールを打ってみた。

打ちながら、

佐藤は、もう地球にいないのかもしれない、と考えていた。


一般概念からいって、
佐藤を思う不毛さは、
死んだ人を思う不毛さに似て、
いつも推奨されない。

でも私は、元気にやってきた。

佐藤大好き。
だーいすき。
うちゅーいちー。

って、やってきた。



あ、メール返ってきた。



半年ぶりくらいの返事。

でも、そのメールを読んですら、思うわけ。


佐藤はもう、この宇宙にすらいないかもしれない、と。


いや、まー、こうやって返事もくるわけだし、
佐藤という男は、そのへんで、まー中野あたりでのうのうと暮らしているわけだけど、

私が佐藤の中に「佐藤」だと感じていた部分は、どっかにごっそり旅立ってしまっていた。


私がもっとも恐れていた事態が起こってしまった。

佐藤の中から佐藤が音沙汰を無くした。


そうして「佐藤」は空中で、さまざまに姿を変えていく。

それは政党であったり、
宗教であったり、
家族であったり、
モラルであったり、
座右の銘であったり、
金銭であったり、
株であったり、
職であったり、
何かであったり、
佐藤であったり、

私の、佐藤であったりしたのだけれど、



云々。


会えば一瞬にして疑いようもなく一直線に世界を丸ごと淘汰していく佐藤も

会えないと、こうしてたまに佐藤を留守にする。

そのたびに私は自分の中の佐藤を、こういうふうに言葉の中でいじくりまわして、

遊ぶのだ。
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# by otosata0 | 2006-03-21 11:46