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説明したってアンタになんてわかんないよ!


by otosata0

目の上の加藤たんこぶ。


今日すげーあったかいんですけど。なー佐藤。聞いてるー?


佐藤を思わない日はない。
もうずーっと会ってもないのに。

佐藤、なんなの?
おまえ、なんなの?

私の生き別れの双子とかじゃないの?
私の本当のお母さんとかじゃないの?
前世で結ばれなかった恋人とかじゃないの?

佐藤、なんなの?

なのに、おめぇは、何ポカンとしてんの?
何にも感じねぇの?
何、普通に音信不通なの?
普通に恋して、普通に生きていってんの?


だから、私は、定期的に告白する。
おまえが好きだと。
おまえが好きだと。
おまえなんだと。 お! ま! え! と。

なのに、幸せになれという。
そっちはそっちで、幸せになれと言ったりする。

あー、全然伝わってねぇ。
そうじゃねぇーんだ。
そっちとか、こっちとか、そんなんじゃないんだ。
普通じゃないんだ。
告って、振られて、新しい恋、みたいなんじゃないんだよ、私が言ってるのは。

きみだけなんだ。
きみしか、恋愛対象に見えない。
きみ以外は、女も男も おんなじなんだ。
私の世界の男の子は、きみ一名なんだ。

きみとしない結婚を、私は誰ともできないし、
きみとしない口付けを、私は誰ともできないし、
きみとなれない幸せは、もう誰かとなるようなもんじゃないんだ。

だから、私の告白は、断るって済むようなもんじゃなくて、
もっと説得してよ。なんなら譲歩してよ。
これは、もう、闘いなんだよ。
私が諦めるか。
きみが諦めるかの。


私は、もう無茶苦茶に踊るよ。
無茶苦茶みたいにしながら、でも、したたかにペース配分しながら。

佐藤も佐藤で必死に、私を振り続ける。
私を無かったことにする。


なぁ。
おめぇが、面白いもんが見たいっつーから、
相当面白くしてやったっつーのに、
結局、全然喋んない埴輪の置物のような女の子を選んで、

なんか、「不本意ながら・・」みたいな照れ笑いに絶句。

おめぇが、愛されてぇーみたいなこと言うから、
これでもかっつーくらい愛してやって、
今も尚、この状況ですら吠えているのに、
それどこで拾ってきたの?っつーくらいのニューフェイスを選んで、

なんか、「ほっとけなくて・・」みたいなボヤキにも絶句。

おめぇが、名をあげてぇーっつーから、
こんなに佐藤佐藤佐藤佐藤佐藤とウェブで名を連ねているのに、
未だに気付いてない。絶句だよ。

私はおめぇに唖然としながら、
なんども声もでないくらいになりながら、

それでも、それでも、色んな魔法でHPを回復しては、伝えているんだ。
おまえが好きだと。
佐藤が好きだと。


佐藤、おめぇ、眠り姫みたいだったら、良かった。
どっかの城で眠ってて、そこにたどり着くまでには、すげぇダンジョンがあって、
そういう先にいるのがおめぇなら良かった。
おめぇ争奪戦に負ける気がしない。

なのに、おめぇもおめぇで勝手に起きあがって、どっかの姫を奪いに行くから、
とんだ追いかけっこが始まって、もう幾年。

佐藤が王子で、私も王子で、
もう、やれるのは戦争くらいしかなくても、
佐藤が私に向けられるものが、もう刃しかなくても、
私はね、何度だって斬られてあげます。


連絡を取らなければ、薄らいでいくだなんて、
普通の色恋沙汰だと思っているうちに、
私は静かに、佐藤の世界を包囲するよ。

そして、もう、無視できないくらいに、佐藤の人生の中にちらつきながら、
佐藤とは違う世界で、キラキラキラキラと生きていくような、

憎たらしい存在に私はなりたい。

もう、佐藤と幸せになりたいなんて思ってない。
佐藤と何かになれるなら、険悪だって、犬猿だって、なんだっていい。
なーんだって。



佐藤、なんなの?
おまえ、なんなの?


佐藤は、将来、文章を書きたいと言っていた。
文章を書いて名をあげたいと言っていた。

ああ、そう。

だから私は、今日も一生懸命に文章を書いて、それをウェブにアップして、
これを書いたのは、加藤はいね、と。加藤はいね、と。

そして、佐藤なんて、ただの加藤はいねの好きな人だと。
by otosata0 | 2009-04-28 00:17